下手英メールマガジン

下手な英語もこうすりゃ使えるのサイト、このメールマガジンを発行する為に誕生したようなものです。

自分自身が海外生活で体験した事が、「英語が使えるようになりたい!」と思っている方々の少しでも参考になればと、2002年にメールマガジンを創刊することを決めました。元々、文章を書くことが好きでしたし。当時、メールマガジンの発行には、発行者のWebサイトのようなものがあった方が良いということで、このサイトも誕生しました。(というか、そう記憶してます。いやはや、ひと昔前のことなので、若干、記憶があやふやですが…。汗;)

当時、たくさんの読者のみなさんにメールマガジンを購読していただいたこと、そして、感想等をお寄せいただいたこと、今でも感謝しています。読者の皆さんお一人おひとりに、感謝の気持ちをお伝えすることは出来ませんでしたが、読者の皆さんには、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

その後、諸事情により発行が途絶えてしまいましたが、それでも応援し続けて下さった皆さんのお蔭で、サイトを再び復活させる元気も勇気も持つことが出来ました。ありがとうございます!
ここでご紹介しているバックナンバーの内容が、皆さんの「英語が使える様になりたい!」という目標の実現に、少しでもお役に立てば幸いです。

         
	 2003年6月26日発行  -第11号-
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      下手名英子(へたなえいこ)の
      下手な英語もこうすりゃ使える!
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☆はじめに☆ 

みなさん、こんにちは。下手名英子です。

日本は暑くなってきたと聞きます。凍えるクライストチャーチにい
る私には、「暑い!」という声が羨ましいです。
節電に協力しなければと頑張っていたのですが、ついにヒーター無
しでは過ごせなくなってきました。

さて、前回提案させていただいた新企画に、メッセージをお送り下
さった皆さま、ありがとうございます。ご希望に合わせて、日本語
又は、英語(ネイティブの英語ではなく、私の英語です)で、皆さ
んへのお返事を、下記「下手英通信」のページに掲載させていただ
いております。メッセージを下さった方もそうでない方も、お時間
のある時にご覧になってみて下さい。
http://www.nademoya.biz/eigo/message.php

実は、同じサーバー内でWebサイトの場所を移動させました。ドメ
イン名(nademoya.biz)は変わっておりませんが、「下手な英語も
こうすりゃ使える!」のサイトのアドレス(URL)も若干変更に
なっております。
旧アドレスをご利用いただいた場合も、現在のページへ自動的に転
送されるように設定しておりますので、そのままご利用いただいて
も構いません。
移行中にサイトを訪れていただいた方々には、ページが一時的に表
示されない等、ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。
現在は、問題なくご覧いただけているはずです。

今のままの内容でも構いませんよという励ましのメッセージもいた
だきました。ありがとうございます。
引き続き、「他とは一味違った、英語を身に付ける為のメールマガ
ジン」を目標に、頑張らせていただきます。 英子


★今回のお題は…★

「名前がこんなに大切だったとは…」

英語圏に行かれた時や、英語を母国語とする人たちと話をする時
に、まず、名前を聞かれたという方は多いのではないかと思いま
す。
しかも、日本語の名前としての正しい発音を何度も聞かれたりした
ことはありませんか?

実は、英語文化の中で、人の名前はとても大切なのです。

英語圏で生活を始めた当初、私はそのことに気づきませんでした。
ただ、みんな、私の名前が珍しいから、発音の仕方をしつこく聞く
のだろうと思っていました。


ある日のこと、知り合いの家を訪ね、いつものように「Hello!」
と声を掛けたら、半分無視をされ、その後、「えっ、私にHelloっ
て言ったの?」と言われました。勿論、冗談で無視をしている振り
をされた訳ですが、その時、日本人は、誰に挨拶しているのか分か
らない言い方しかしないと指摘されました。
笑いながら親切に英語でのマナーを教えてもらったのですが、それ
まで、そんなことは一度も考えたことのなかった私は、驚いてしま
いました。

よく考えてみると、他の人は、確かに「Hello, Eiko!」など、名前
を付けて呼びかけているのです。
例えば、相手が複数だった時には、「Hello, everyone!」とか、
「Hello, guys!」などとする時はあるものの、誰に対して言ってい
るのかが必ず分かるように、挨拶に「呼びかけ」の言葉が付け加え
てあります。

これは、挨拶だけではなく、「Thank you」や「I'm sorry」などに
も言えます。気をつけて聞いていると、確かに、みんな、誰に対し
て言った言葉なのかが分かるように、名前を付けているのです。
例えば、食卓で何かを取ってもらおうと頼む場合など、その人に向
かって、その人以外に話し掛けているとは誰も誤解しない場合で
あっても、必ず、話し掛けている相手が分かるように、呼びかけの
言葉が加わります。
話し掛けている相手がはっきりしている場合には、主語でさえ省略
してしまう日本語とは、ちょっと違いますね。


この呼びかけには、相手の名前を使うとは限りません。
ホテルやレストランなどで、女性に「Ma'am(Madam)」と呼びかけた
り、男性に「Sir」と呼びかけたりするのを、耳にしたことがある
方は多いと思います。
それ以外に、子供や恋人、パートナーなどを、Sweetie、Sweetie
pie, Sweetheart, Love, Baby, Honey, Darlingなどと呼んだりも
します。が、とにかく、呼びかけを加えるのです。

子供達を急がせる時には、「Come on, boys(girls)!」とか「Come
on, kids!」などと言ったりもします。

シドニーへ遊びに行った時、こんなこともありました。
確か、シティから空港へ向かうバスの中だったと思いますが、バス
停に向かって走ってくる乗客を、ドライバーが待ってあげたので
す。
そうしたら、乗ってきた二人の乗客は、「Thank you, Mr
 Driver!」と言っていました。
名前が分からない時にはそういう言い方も出来るのかと感心したも
のです。「Thank you」だけよりは、ドライバーに対して言ってい
ることがはっきりする為、感謝の意が強まりますよね。ただ、普段
は「Thank you, Driver!」と、MrやMsを付けない人の方が多いよう
な気がします。


相手の名前が分からなかったり、思い出せなかった時に使える
「技」として、即興で名前を作るということも出来ます。

若い又は、若いと言われると素直に喜んでくれる年齢の人を対象に
は、「Young Lady」という呼びかけも使いますが、これは一般的で
す。
そうではなくて、例えば、ラグビーがとても好きな人のことを、Mr
Rugby Crazyと呼んでみたり、おしゃべり好きな女性を、Miss
Chatterboxと呼んでみたりも出来ます。これらは愛称のようなもの
ですが、使用する場合には、冗談の通じる相手であることや、相手
との関係、場所や状況によって、失礼の無いように気を配る必要が
あります。


英語の世界では、会話の中に「呼びかけ」の言葉を取り入れること
が重要であることは、なんとなく分かっていただけたでしょうか?
呼びかけには、いろんな形を用いることが出来ますが、やはり基本
は「名前」です。

しかも、呼びかけに使う為だけではなくて、英語文化の中では、
「名前」自体が大きな意味を持つようです。

ある時、学生の頃にブラジルに留学していたという友達から、「ブ
ラジルの人たちは私の名前を正確に発音出来なくて、嫌な思いをし
た」という話を聞きました。
ニュージーランドの友人たちは、私の名前を正確に発音しようと
必死になってくれます。
私の名前について、お互いに「あなたの発音は間違ってるわよ」と
か、「**は英子の名前を正しく発音出来なくて、嫌よねぇ」など
と話題にしてくれますが、日本語的な発音がきちんと出来る友達は
1人もいません。
「嫌でしょ」と聞かれても、私にとって名前を呼ばれる際に重要な
ことは、「私を呼んでいるということが分かる」ということであっ
て、本来の日本語的発音からはかけ離れた英語的発音で呼ばれて
も、気にならないし、不快にも感じません。
それより、そのブラジルに留学していた友達の名前を、私も正確に
発音出来ていないんだろうなぁと思うと、彼女の名前を呼ぶ度に、
申し訳なく感じてしまいます。

ニュージーランドで暮らす移民の人たちの中には、母国で使ってい
る名前ではなくて、英語の名前を新しく持って、通称として英語名
を使っている人もいます。ニュージーランド人の友達はみんな、こ
のことに反対します。自分の名前を大切にするべきだと。
ある友人に、こんなエピソードを聞いたことがあります。ヨーロッ
パから移民してきた知り合いに、英語名なんか使わずに、自分の本
当の名前を使えばいいじゃないかと、本名を教えてもらったそうで
すが、残念ながら、英語を母国語とする人には発音不可能な名前
だったそうです。それで、諦めて、英語名で呼ぶことにしたとか。
そんなこともあるんですね。

「名前」は、その人を表す名称として、深い意味を持つと考えられ
ていて、自分の名前にこだわりを持つだけではなくて、相手の名前
も大切にしようとする人は多いようです。


友人宅のパーティへ招かれて行くと、必ず、両者を知っているとい
う人が間に立って、紹介をしてくれます。ホームパーティの主催者
(ホスト)が、ゲストそれぞれの名前を紹介してくれる場合が多い
のですが、カジュアルな集まりだと、BBQの準備などに忙しい主催
者から、「自己紹介は勝手にやってね」と言われ、それぞれが自己
紹介を行う場合もあります。この際も、それ以降の会話で必要にな
るので、参加者の名前を覚えることは重要です。

ビジネスの場面でも同じことが言えます。クライアントの名前を覚
えて、会話の中で頻繁に使うことは、良い関係を築く上で欠かせま
せん。
名前のスペルを教えてもらったり、名刺をもらったりすると、名前
を覚えることは容易になるのですが、必ずしも正しい発音が出来る
ようになるとは限らないので、発音もしっかり教えてもらった方が
良いかと思います。あまりにも難しい時は、他に気に入っている呼
び名が無いかを聞いてみるという手もあります。

ここのところ、仕事関係のネットワークミーティングに続けて招待
されていますが、次々と紹介してもらう他の参加者の名前が覚えら
れず、苦労しています。ふと気がつくと、覚え易い名前の人とばか
り話をしていたりすることがあります。


私は、どんなふうに私の名前を発音されても、私の名前であること
さえ理解出来れば気にならないのですが、英語圏の人たちにとって
は、正しい発音で名前を呼ぶことが重要であると知ってからは、英
語の名前に対して、余計にプレッシャーを感じるようになりまし
た。
しかも、会話の中でその苦手な名前を使わなければならない。

でも、苦手なものは苦手なんだから、仕方がないですよね。
最近では、英語の名前を覚えるのは苦手だから…と言い訳をしなが
ら、何度も名前を教えてもらうことも出来るようになってしまいま
した。
また、ミーティングなどでは、覚え易い名前の人とまず話をして仲
良くなり、「向こうにいる人の名前はなんだったかしら」などと、
他の人の名前を教えてもらうという技も身に付けました。

英語を母国語とする人たちの中にも、名前を覚えるのが苦手だとい
う人もいます。
そういう人たちが、さりげなく相手の名前を確かめたりするのを聞
きながら、名前が思い出せなかった時に使える「技」として参考に
してみてもいいと思います。

自分の名前と似ている発音の英単語や英語圏の名前を例に挙げた
り、名前の漢字の意味が説明出来るようにしたり、ニックネームを
考えておいたりと、英会話の中で相手に自分の名前を覚えてもらい
易くする工夫をしておくことも、実践英会話の中ではとても役立ち
ます。

とりあえずは、今後耳にする英会話の中で、「名前」の存在に注目
することから始めてみて下さい。

今回の技は:
「相手の名前はしっかり覚えて、会話の中で使いましょう!」



第11回目の「下手な英語もこうすりゃ使える」はいかがでしたか?
次回は、「自分の弱点を知る方法」をお送りします。
これまた、ただの思い出話になってしまいそうですが、英語に囲ま
れた環境で生活していると、自然と、自分の英語の弱点に気づいて
くるものです。
克服はしていないものの、自分の弱点を知ることは、英語を使いこ
なせるようになる上で、結構重要なことだと思っています。
次号送信は、7月10日を予定しています。

第11号を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

読者の皆さんの中に、私と同じように、名前で苦労された経験のあ
る方はいらっしゃいますか?
ある言語を使いこなせるようになる為には、やはり、文化や習慣も
同時に学ばなければならないと、つくづく思います。
でも、これって大変なことなんですよね。
日本語は特に、主語でさえ省いてしまうことが多いというのに、呼
びかけとして、会話の中に相手の名前を取り入れることは、意識的
に行わなければなかなか出来ないことだと思います。

みなさんも、これから、英会話の中で、意識的に相手の名前を言う
ようにしてみて下さいね。
それから、映画やテレビ番組などの台詞に注目してみて下さい。意
識して聞いていれば、「あっ、名前を呼んでる」という場面にたく
さん出会えると思いますので、名前の使い方を学んでみて下さい。


第11号に対する皆さんからの、日本語又は、英語でのご意見・ご感
想をお待ちしています。
英子宛にメッセージを下さる場合は、英子からの返事は「日本語」
又は「英語」、どちらを希望されるかを、必ず明記して下さい。

このメールマガジンや「下手な英語もこうすりゃ使える」のサイト
に関するお問合せは、 eigo@nademoya.biz までお願いします。
それでは、次号をお楽しみに…。


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下手な英語もこうすりゃ使える!
2003年6月26日 -第11号- (隔週発行)

担当者: 下手名英子(へたなえいこ)
発行元: なぁでも屋オンライン出版部
発行元住所: PO Box 13601, Christchurch, New Zealand
発行元サイト: http://www.nademoya.biz/eigo/
発行元へのお問合せ: eigo@nademoya.biz
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