下手英メールマガジン

下手な英語もこうすりゃ使えるのサイト、このメールマガジンを発行する為に誕生したようなものです。

自分自身が海外生活で体験した事が、「英語が使えるようになりたい!」と思っている方々の少しでも参考になればと、2002年にメールマガジンを創刊することを決めました。元々、文章を書くことが好きでしたし。当時、メールマガジンの発行には、発行者のWebサイトのようなものがあった方が良いということで、このサイトも誕生しました。(というか、そう記憶してます。いやはや、ひと昔前のことなので、若干、記憶があやふやですが…。汗;)

当時、たくさんの読者のみなさんにメールマガジンを購読していただいたこと、そして、感想等をお寄せいただいたこと、今でも感謝しています。読者の皆さんお一人おひとりに、感謝の気持ちをお伝えすることは出来ませんでしたが、読者の皆さんには、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

その後、諸事情により発行が途絶えてしまいましたが、それでも応援し続けて下さった皆さんのお蔭で、サイトを再び復活させる元気も勇気も持つことが出来ました。ありがとうございます!
ここでご紹介しているバックナンバーの内容が、皆さんの「英語が使える様になりたい!」という目標の実現に、少しでもお役に立てば幸いです。

 
	   2004年6月17日発行  -第23号-
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      下手名英子(へたなえいこ)の
      下手な英語もこうすりゃ使える!
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☆はじめに☆ 

みなさん、こんにちは。下手名英子です。

突然ですが、先日、「Jonathan Livingston Seagull」という本を
読みました。
月に一度集まっている、ブックグループで借りてきたものです。

長編小説を何冊か借りているものの、全然進まないので、「すぐに
読める軽いもの・・・」という私のリクエストに、みんなが薦めて
くれた本です。
その場で、「誰でも知っている有名な話で、みんな一度は読んだこ
とがあるはず・・・という本よ」と説明されたものの、私にはピン
ときませんでした。

家に持ち帰って、しばらくしたある日のお昼休みに、読んでみよう
かと手にして初めて、その本のタイトルが「かもめのジョナサン」
であることに気付きました。
と言っても、日本語でも読んだことはなかったのですが、そのタイ
トルだけは聞いたことがありました。

シンプルな文章なので、一時間ぐらいで読める本ですが、他のかも
めと同じように、食べ物を得る為だけに飛ぶことに満足できず、
「飛ぶこと」自体に真剣に取り組むジョナサンに、なんとなく勇気
付けられたような気がしました。

自分の信じることを続けること、その為に努力すること、そして、
そこから得たものは、必ず自分以外の人たちにも役立てること。
短い文章の中に、著者Richard Bachさんからのメッセージがいっぱ
い詰まっていました。

人と違うことをしようとしている人、自分の夢を追いかけようとし
ている人におすすめの本です。
興味のある方は、読んでみて下さい。
英語で読んでみると、英語の勉強にもなって、良いのではないかと
思います。

読書の秋には、本を読む時間を見つけることが出来なかったので、
今年は「読書の冬」を目指している私です。
皆さんのおすすめの本があれば、教えていただけると嬉しいです。


英子



★今回のお題は…★

「知らなきゃ聞けない、聞けなきゃ始まらない」

今回取り上げるイディオムとは、日本語で言うなら慣用句、熟語、
成句といった、「二つ以上の単語を組み合わせることによって、独
特の意味を持つ言い回し」のことです。


特に、日常会話では、このイディオムがたくさん使われているの
で、その独特の言い回しや、その言い回しが持つ意味を知らなけれ
ば、会話の内容がちんぷんかんぷんになってしまいます。

ただ、実際に、英語環境の中で生活をしていないと、このちんぷん
かんぷんという状況に対して実感がわかないと思うので、今回も、
日本語の例を使って、考えてみたいと思います。

使っている言語の慣用表現を知らない場合、また、聞き取りの力が
十分でない場合、会話の中でどういうことが起こるのでしょう?

日本語を勉強しているAさんと、英子の会話として、いくつか場面
を考えてみました。
Aさんになったつもりで、次の場面を頭の中に描いてみて下さい。


Aさん「ボーイフレンドは元気ですか?」
英子「彼とは手を切ったの」
Aさん「かっ、彼の手を切ったんですか・・・」


英子の家で、英子が料理をしている時に、電話が鳴る
英子「Aさん、ちょっと手が離せないから、代わりに電話に出てく
れる?」
Aさん「えっ、手が話せない・・・」


Aさん「最近、家庭教師の仕事はどうですか?」
英子「それが、私の言う事は全く聞いてくれないし、あの子達には
手を焼いてるの」
Aさん「こっ、子供たちの、てっ、手を焼いてる・・・」


それぞれ、「手」「切る」「離す」「焼く」という言葉の意味を
知っていても、慣用表現を知らなければ、意味を誤解してしまった
り、自分の知っている意味に合うように聞き取ろうとするもので
す。
「彼とは」を「彼の」と聞き取ってしまったり、「離す」と「話
す」がごちゃごちゃになってしまったりって、なんとなく、分かる
ような気がしませんか。

私たちにも、英語のイディオムを知らないまま英会話に参加してい
ると、同じことが起きていると思いませんか。


どの言語にも、イディオムはあります。
その言語が持つ独特の言い回しだけでなく、地域特有の方言や流行
(はやり)言葉なども加わって、知っていなければ聞き取れない
し、意味を理解出来ないという言い回しは、数え切れないほどあり
ます。

英語も例外ではなくて、普段よく使われているイディオムだけで
も、ほんとうにたくさんあります。


ちょうど今朝、しばらく会っていない友達から来たメールには、

What are you up to these days?

とありました。
この「what are you up to」も、「最近何してるの?」といった時
に、よく使います。


他にも、「ついでに立ち寄って」と声を掛ける場合や、「ちょっと
立ち寄るわ」と言う場合には、「visit」なんて単語は使わず、次
のような言い回しをよく使います。
call by
call round
come by
come around
drop by
pop in


このまま英語のイディオムの例を挙げていけば、きりがないので省
略しますが、試しに、英語の辞書を手にとって、いくつか調べてみ
て下さい。
各単語の意味を引いてみると、その単語が含まれたイディオムにつ
いても、一緒に掲載されていると思います。


こういった単語の組み合わせ、英語のイディオムが持つ意味を知ら
なければ、先ほどの日本語での会話例からも分かるように、たと
え、それぞれの単語をきちんと聞き取れていても、頭の中では意味
を理解出来ないことになってしまいます。

つまり、英語のテレビ番組や映画を観ていて、単語はきちんと聞き
取れているのに、意味がちんぷんかんぷんな為に、聞き取れていな
いと錯覚したりするんです。
そして、一生懸命、リスニングの練習を繰り返してみるけれど、結
局はイディオムを知らない為に、リスニングがあまり上達しないの
で、自分の英語力に対して自信を持てなくなったりするんです。


そう、イディオムは、知らなきゃ聞き取れない(聞き取っていて
も、意味を成さない)し、聞き取れなければ(意味を理解出来なけ
れば)、そこで英会話は止まってしまいます。


以前は、ビジネス文書の中では、イディオムを使うことは出来るだ
け避けて、もっと形式ばった単語で表現する方が良いとされていま
した。
ところが最近では、”Plain English”の一環として、失礼になら
ない程度のくだけた表現やイディオムを使うことが、認められるよ
うになってきました。

特に、ビジネス上でも、ほとんどのやりとりはEメールで行われる
ようになってきたこともあり、硬い表現を使うより、イディオムを
より多く使ったくだけた表現の方が、好まれるようになってきてい
ます。

日常会話の中だけでなく、文章の中での役割も、どんどん大きくな
りつつあるイディオムは、英語を学ぶ上で、欠かせません。


では、どうしたら、イディオムを覚えることが出来るのでしょう?
これは、もう、一つ一つの英単語を覚える時と同じで、とにかく、
実際に繰り返し使って、覚えていくしかありません。

では、知らないイディオムが出てきた場合はどうしたら良いので
しょう?
これもまた、知らない英単語が出てきた場合と同じで、会話の内容
が分ったようなふりはせず、何か変だなと思ったら、どういう意味
なのか聞いてみましょう。
言葉で「分らない」ことを伝えることが難しい場合は、明らかに意
味が理解出来ないとか、聞き取った内容がどうも会話の内容と合っ
ていない気がするといった、「ちんぷんかんぷん」な表情を相手に
見せて、会話の内容が理解出来ていないことを、表情から、相手に
伝える努力をしてみましょう。

そして、新しいイディオムに出会ったら、必ず、自分でも実際に、
繰り返し使ってみて下さい。


今回の技は:
「イディオムは、とにかく使って覚えましょう!」



第23回目の「下手な英語もこうすりゃ使える」はいかがでしたか?
次回は、「英語って、摩訶不思議?」をお送りします。

以前に名前が出てきたことのある友人のカレンが、先日、「英語の
ここが変だ!」という面白いメールを送ってきてくれました。
そこからヒントを得て、英語の不思議に迫ってみたいと思います。
またまた番外編のような形になってしまいますが、英語の不規則性
について、「何でそうなるのよ~」という例をたくさん教えても
らったので、それらをご紹介しながら、英語の不思議について、楽
しみながら考えてみたいと思います。

次号送信は、7月1日を予定しています。


第23号を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

「イディオム」や「慣用句」という言葉からは、文法上の「特別な
決まりごと」のような印象を受けてしまいがちですが、実は、日常
会話には欠かせない、くだけた言いまわしのことなんですよね。

よく使われるイディオムは、とにかく、何度も聞いたり、使ったり
しながら、覚えるしかないですよね。
会話の中に出てくるイディオム自体を知らなければ、その意味も理
解できないですし、会話の内容を勘違いしてしまうかも知れませ
ん。

個々の単語が持つ意味のまま理解しようとすると、つじつまが合わ
ないような表現に出会ったら、イディオムではないかと、疑ってみ
て下さい。
そして、新しいイディオムに出会った時は、必ず、自分でも使って
みて下さい。
実際に使ってみることが、英語を自分のものにする一番の早道で
す。



☆もう少し続けられるのかしら?創作英語コーナー☆

今回はちょっと趣向を変えて・・・。
本文の中で取り上げた、イディオムに慣れるという意味で、好きな
単語を一つ選んで、その単語が含まれているイディオムを出来るだ
けたくさん使って、文章を作ってみて下さい。
手元にある辞書又は、オンライン辞書で単語を調べてみると、
その単語が含まれているイディオムも一緒に掲載されていると思い
ます。
「hand」「eye」「nose」「mouth」「ear」など、体の一部を表す
単語を使ったイディオムは、特に数が多いようです。


例:(ちょっと無理があるこじつけですが・・・)
選んだ単語「egg」
I wasn't a person, who walked on eggs and I had put all my
eggs in one basket.
Now I've lost everything!
I feel I have egg all over my face!!!

walk on eggs →慎重にふるまうこと
put all my eggs in one basket →一つのことに全財産をつぎ込む
こと
have egg all over my face →ばかみたいに見えること 


考えていただいた文章は、英子宛に送っていただいても、いただか
なくても結構です。
お送りいただいた場合は、下記ページ上に、お送りいただいた文章
と、それに対する英子のコメントを掲載させていただきます。

創作英語道場
http://eigo.nademoya.biz/story_making.php



☆英語のリスニングにチャレンジ!☆

NHK WORLD DAILY NEWS
http://www.nhk.or.jp/daily/english/

上記ページを開くと、ページの右側にニュースのタイトルがいくつ
か表示されています。
タイトルの横に「VIDEO」のアイコンが付いている場合は、そ
れをクリックすると、新しいウィンドウ内に映像が表示されます。
同時に、メインページの左側には、クリックしたニュースの内容が
テキストでも表示されます。

私は、一番下にあったタイトル、「Children's Internet use not
monitored by parents」について聞いてみました。


今まで、一度も英語のニュースを聞いたことがなくて、前回、いき
なりの英語ニュースのリスニングクイズに躊躇ったという方も、今
回は日本のニュース、しかも、テキスト表示付きですので、是非、
気軽にチャレンジしてみて下さい。

一度目は、表示されたテキストを見ないようにして、数字や日付、
人の名前や地名など、一つでも聞き取れたらOKということで、英
語の聞き取りにチャレンジしてみて下さい。

私も、10年前に数ヶ月通った語学学校のクラスで、前日のニュー
スをテープで聞いて、数字だけを聞き取るという練習をしたことが
あります。その頃は、数字一つを正確に聞き取ること、ニュースの
おおまかな概要を掴むことにも、苦労していました。
何度も繰り返していると、聞き取れる単語の数が増えてきて、同時
に、語彙も増えていくので、いつかは必ず、全ての意味を聞き取れ
るようになりますよ。



英子宛にメッセージを下さる場合は、英子からの返事は「日本語」
又は「英語」、どちらを希望されるかを、明記して下さいね。

このメールマガジンや「下手な英語もこうすりゃ使える」のサイト
に関するお問合せは、 
eigo@nademoya.biz までお願いします。
それでは、次号をお楽しみに…。


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下手な英語もこうすりゃ使える!
2004年6月17日 -第23号- (隔週発行)

担当者: 下手名英子(へたなえいこ)
発行元: なぁでも屋オンライン出版部
発行元住所: PO Box 13601,
Christchurch, New Zealand
発行元サイト: http://eigo.nademoya.biz/
発行元へのお問合せ: eigo@nademoya.biz
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