下手英メールマガジン

下手な英語もこうすりゃ使えるのサイト、このメールマガジンを発行する為に誕生したようなものです。

自分自身が海外生活で体験した事が、「英語が使えるようになりたい!」と思っている方々の少しでも参考になればと、2002年にメールマガジンを創刊することを決めました。元々、文章を書くことが好きでしたし。当時、メールマガジンの発行には、発行者のWebサイトのようなものがあった方が良いということで、このサイトも誕生しました。(というか、そう記憶してます。いやはや、ひと昔前のことなので、若干、記憶があやふやですが…。汗;)

当時、たくさんの読者のみなさんにメールマガジンを購読していただいたこと、そして、感想等をお寄せいただいたこと、今でも感謝しています。読者の皆さんお一人おひとりに、感謝の気持ちをお伝えすることは出来ませんでしたが、読者の皆さんには、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

その後、諸事情により発行が途絶えてしまいましたが、それでも応援し続けて下さった皆さんのお蔭で、サイトを再び復活させる元気も勇気も持つことが出来ました。ありがとうございます!
ここでご紹介しているバックナンバーの内容が、皆さんの「英語が使える様になりたい!」という目標の実現に、少しでもお役に立てば幸いです。

           
	    2004年7月15日発行  -第25号-
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      下手名英子(へたなえいこ)の
      下手な英語もこうすりゃ使える!
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☆はじめに☆ 

みなさん、こんにちは。下手名英子です。

先日から、時々停電していた本当の原因が、ついに判明しました。


昨日の夕方、お茶を飲もうとお湯を沸かそうとした途端、完全に電
気がストップ。

私が住んでいるアパートを管理している不動産会社は、既に営業を
終了している時間。
電力会社のサービス窓口は、辛うじて対応してくれる時間だったの
で、とりあえず電話をしてみましたが、やはり、家の内部の問題
で、不動産屋さんと連絡が取れるまでは、何も出来ないことが分
かっただけでした。

ということで、昨夜は、コンピューターも、テレビも、ラジオも、
お湯も、何も使えないキャンドルライトの中、久しぶりに静かな夜
を過ごしました。

今日は朝から、不動産屋さんも、電気屋さんも、全く電気が使えな
いと泣きそうになっている私に大協力してくれて、皆さん忙しいス
ケジュールの中、信じられないスピードで復旧作業が進み、今日の
午後、無事に我が家に電気が戻ってきました。

原因は、電気系統のメインスイッチが寿命だったそうです。

先日購入したガスヒーターで、ポカポカと暖かい部屋の中、24時
間ぶりにコンピューターが使えるようになった嬉しさを噛み締めつ
つ、今回の本文へ。

それにしても、私の日常生活には、ドラマが絶えません。。。


英子



★今回のお題は…★

「日本のメディアの落とし穴」

それは、今年の4月、日本滞在中のある朝のことでした。


ニュースのような、ワイドショーのような番組の中で、某サッカー
選手について報道していたと思います。
そのサッカー選手の発言に、日本語の字幕が付けられていました。
それを見た時に、

「そっ、それは違うでしょう」

と、思わず口にしてしまいました。


正確に一語一句を思い出せないのですが、

「僕には特別な子供もいる」

というような表現が、気になったのを覚えています。


「Special」を「特別な」と訳したのだと思うのですが、

側にいた叔母が、

「じゃあ、英子ならどう訳すの?」

と聞くので、とっさに、

「私なら、かけがえのない子供もいると訳すわ」

と答えました。

「Special」を「特別」と訳してもいいのですが、ここは
「とても大切な」という意味が妥当だと思いました。


日本で、海外のニュースやテレビ番組の放送を見た時に、日本語の
吹き替えや字幕に、「あれっ」と思うことが、何度かありました。

明らかに誤訳というものもあれば、私とは違う解釈をするんだなぁ
というものなど、原文から私が理解した内容と、日本語の吹き替え
や字幕の内容が、異なっている場合がよくあることに気付いたんで
す。


それ以来、日本語を英語に訳したもの、英語を日本語に訳したもの
が掲載されているメディアについては、誤訳による間違いや、原文
解釈の仕方に違いがあるかも知れないことを前提に、読むように気
をつけています。

解釈の仕方が違う場合は、どちらの解釈が正しいかということでは
なく、私は私の解釈で報道されている内容を捉えることが出来るよ
うに、気をつけています。


メディアで使われている訳文には、誤訳や解釈の違いの他にも、単
純な勘違いやタイプミスなどもあるようです。

外部の翻訳家が担当した日本語以外が関連する文章は、それを掲載
する際に、編集や校正担当者による最終チェックが出来ないことも
あるようです。
しかも、ニュースなどは、限られた時間内で、日本語訳を付けて報
道する必要があるので、翻訳やその校正に費やすことが出来る時間
が限られてしまうのだと思います。


先日見つけた単純なミスの例を挙げると、

プロの翻訳家が書いたという文章の中で、3番目を英語で表す時
に、

「3th」

という書き方をしたものがありました。
3番目は「3rd」、ちなみに1番目は「1st」、2番目は「2nd」と、
それぞれの英単語(third, first, second)を略した形で書くのが
普通です。


次に、原文はいくつかの意味を持っているのに、訳してしまうと、
その意味の範囲が限られてしまう例を挙げてみます。
訳者の解釈によって、意味が限定されてしまうことが分かると思い
ます。

例えば、

「The soup was too hot for me.」

この原文のままだと、スープは熱過ぎたのか、辛過ぎたのか分かり
ませんが、これを、

「そのスープは熱過ぎた」

又は、

「そのスープは辛過ぎた」

と日本語に訳すと、意味が限定されてしまいます。


訳者が間に入っているメディアの報道や掲載文を通しては、間違っ
た英語やその訳者の個人的な解釈の仕方が、そのまま受け手に伝
わってしまうこともあることが分かると思います。

つまり、そのメディアの内容は、自分自身にとって、最適ではない
形で伝えられているのかも知れないのです。


では、各種メディアの日英・英日訳が、自分にとって本当に最適な
ものなのかどうかを判断するにはどうしたらよいのでしょう?

気軽に相談出来る、英語が母国語という知り合いの人がいれば、意
見を聞いてみるのもいいと思います。
ただし、ネイティブの人なら誰でも、100%正しい英語を使うこ
とが出来るとは限らないことに注意して下さい。

私は、原文がある時は、とにかく自分でも訳してみることをおすす
めします。
プロが訳した文章は、100%正しい、必ず最適なものだと決めて
かかるのではなく、自分自身でも訳してみると、意外な発見がある
かも知れません。

ひょっとすると、プロが訳した文章より、あなたが訳した文章の方
が、より原文を書いた書き手の意図に近い解釈をしているかも知れ
ませんよ。


最近では、日本のありとあらゆるメディア上で、英語を目にするよ
うになってきました。
英語を日本語に訳した訳文も、溢れています。

メディアで使用されている英語は、100%正しいと頭から信じ込
んでしまう人も多いようですが、時には間違いがあることも、理解
しておきましょう。
メディアで使用されている訳文も、その解釈が、必ずしも最適なも
のであるとは限らないことも、理解しておきましょう。


そう、ネイティブの人が使う英語にも、公共のメディア上の英語に
も、間違いはあるんです。
相手に誤解を与える為に、故意に間違った英語を使うことは許され
ないと思いますが、悪意のない英語の間違いは、許されていいと思
います。


英語が母国語という訳でもなければ、メディアの校正や編集担当で
もなく、英語を現在学んでいるところですという人たちの英語に、
間違いはあって当然です。

間違いのある「下手な英語」も、自信を持って使っていいと思いま
す。

他人の訳した文章の方が優れていると安易に考えずに、自分なりの
解釈で、自分なりに訳した文章にも、もっと自信を持っていいと思
います。


一番大切なのは、お互いの英語や英語の解釈の仕方に間違いがある
かも知れないことを、十分理解した上で英語を使うこと。
使っている英語が「正しいか間違っているか」、「下手か上手か」
ということではなく、「話し手が伝えたい本当の意図を、聞き手が
理解出来るかどうか」が重要だと思います。


今までにも書いてきましたが、言葉はコミュニケーションの道具に
すぎません。
大切なのは、「伝えたい気持ち・心・ハート」です。

言葉というコミュニケーションの道具が間違った使われ方をしてし
まった時に、油断していると、話し手の「伝えたい気持ち・心・
ハート」を間違って理解してしまうことがあります。


言葉という道具に頼り過ぎては、その言葉が伝えようとしている本
当の意味を見失ってしまいます。

言葉の向こうにある本当の意味を見失わないように気をつけていれ
ば、間違った英語が含まれているメディアを見たり・聞いたりして
も、誤解は最小限に食い止めることが出来るはずです。

間違いだらけの下手な英語で会話をしたとしても、お互いを理解す
ることも、きっと出来るはずです。


今回の技は:
「あちこちで、見かける英語にも間違いはある、下手な英語も自信
を持って使いましょう!」



第25回目の「下手な英語もこうすりゃ使える」はいかがでしたか?
次回は、「私が世界の中心です」をお送りします。

タイトルだけでは、「一体どんな話が飛び出してくるんだぁ~」と
思われるかと思いますが、英語は自己中心的に話をしなければなら
ない言葉かもしれない・・・ということについて書いてみたいと
思っています。
主語をはっきりとさせて話す英語。英語を使っている内に、自然と
自己主張も強くなってくるような気がします。

決して、自己主張の強い英子の言動や行動について言い訳する為に
選んだ話題ではありません。。。
自分の意見を言う時に、英語では明確に私(I)を主語にして話す
ことを例に挙げながら、英語の「自己主張性」について、考えてみ
たいと思っています。


次号送信は、7月29日を予定しています。


第25号を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

今回の話題は、決して、メディアで使われている英語に間違いがあ
ることを、責める為に選んだものではありません。

プロが書く英語にも、広く一般の人たちに読んでもらう為に書かれ
た英語にも、間違いがあるということを知っていただいた上で、
「間違いのある英語」や「下手な英語」にも、存在の意味があるこ
とを知っていただきたかったんです。

防げるものなら、間違いは防ぎたいですし、常に正しい英語を使う
ことが出来れば、それに越したことはないと思います。
でも、間違った英語でも、下手な英語でもいいから、とにかく使わ
なければならない時はあると思うんです。

特に、英語を学んでいる途中という方は、間違うことを恐れない
で、どんどん、下手な英語を使って、そこから「下手な英語」の効
果的な使い方を学んで下さいね。



☆もう少し続けられるのかしら?創作英語コーナー☆

「下手英プロジェクト」として、日本語の慣用表現やことわざを、
下手英的に英語で表現(文法云々より、相手により分り易いハート
のある表現を重視)して、一覧にしてみたいと思っています。
これを、協力して下さった皆さんのお名前(ペンネーム)と共に、
日本に関する英語のサイト内で公開したいと思っています。

1.読者の皆さんの英作文の練習になる
2.日本語を学んでいる人たちの役に立つ
3.「下手英」に関わる人たちみんなで何かを作り上げることが出
来る

と、英子にとっては、いろんな願いが叶う嬉しい企画なのですが、
次号あたりから少しずつ始めてみて、みなさんのご意見を伺おうと
思います。



英子宛にメッセージを下さる場合は、英子からの返事は「日本語」
又は「英語」、どちらを希望されるかを、明記して下さいね。

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に関するお問合せは、 
eigo@nademoya.biz までお願いします。
それでは、次号をお楽しみに…。


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下手な英語もこうすりゃ使える!
2004年7月15日 -第25号- (隔週発行)

担当者: 下手名英子(へたなえいこ)
発行元: なぁでも屋オンライン出版部
発行元住所: PO Box 13601,
Christchurch, New Zealand
発行元サイト: http://eigo.nademoya.biz/
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