下手英メールマガジン

下手な英語もこうすりゃ使えるのサイト、このメールマガジンを発行する為に誕生したようなものです。

自分自身が海外生活で体験した事が、「英語が使えるようになりたい!」と思っている方々の少しでも参考になればと、2002年にメールマガジンを創刊することを決めました。元々、文章を書くことが好きでしたし。当時、メールマガジンの発行には、発行者のWebサイトのようなものがあった方が良いということで、このサイトも誕生しました。(というか、そう記憶してます。いやはや、ひと昔前のことなので、若干、記憶があやふやですが…。汗;)

当時、たくさんの読者のみなさんにメールマガジンを購読していただいたこと、そして、感想等をお寄せいただいたこと、今でも感謝しています。読者の皆さんお一人おひとりに、感謝の気持ちをお伝えすることは出来ませんでしたが、読者の皆さんには、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

その後、諸事情により発行が途絶えてしまいましたが、それでも応援し続けて下さった皆さんのお蔭で、サイトを再び復活させる元気も勇気も持つことが出来ました。ありがとうございます!
ここでご紹介しているバックナンバーの内容が、皆さんの「英語が使える様になりたい!」という目標の実現に、少しでもお役に立てば幸いです。

          
            2003年10月30日発行  -第17号-

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      下手名英子(へたなえいこ)の
      下手な英語もこうすりゃ使える!
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☆はじめに☆ 

みなさん、こんにちは。下手名英子です。

気がつけば、10月も明日で終わり。このまま、あっという間に年
末がやってきそうな気がします。

今年の2月に始めたこのメールマガジンも、17号目。
調査研究用にと引用のお問合せをいただくようにもなりました。
少しずつ形にしてきたものが、何らかの形で、皆さんの英語学習の
お役に立つのであれば、こんなに嬉しいことはありません。
これからも、英子流の英語学習に関する情報を、少しずつ形にして
サイト内に加えていきたいと思っています。

先日、ニュージーランド人の知り合いから、漢字の入力方法を聞か
れました。
英語環境のコンピューターを使っている友人の多くが持っている素
朴な疑問です。
実際に、入力するところを見せてあげたところ、読みを入力すると
現れる漢字変換候補の数に、驚いていました。
漢字の数の多さやその複雑さに加え、日本語はひらがなやカタカナ
と組み合わせて文章を作成するので、余計に驚いてしまったようで
す。

英語が母国語の人たちにとっては、日本語の読み書きは、かなり難
しそうです。
でも、私達にとっても、難しかったはずですよね。
長い時間を掛けて、漢字を含む日本語の読み書きを覚えてきたんだ
と思います。

そんなことを考えながら、今回の本文へ。

英子


★今回のお題は…★

「楽して英語は非現実的?」


どうして、いつまで経っても英語が使いこなせるようにならないん
だろう?

いったい、いつになったら、思うように英語が使えるようになるん
だろう?

何をどうしたら、英語は話せるようになるんだろう?


こんな問いかけを、自分自身にしたことはありませんか?


最近では、「たった○×日で英語が話せるようになる」とか、「一
日○×分で、直ぐに英語が話せるようになる」とか、「誰にでも簡
単に英語が身に付きます」などといった広告が、そこら中に溢れて
いるような気がします。

「そんな馬鹿な…」とか、半信半疑でいる人も多いと思いますが、
信じる、信じないに関わらず、毎日のようにそういった広告を目に
していると、人は、無意識の内に、「楽して英語を身に付けること
が出来る」というイメージを持ってしまっているのではないかと思
います。
少なくとも、「楽して英語を身に付けることが出来る人は存在す
る」と思ってしまうのではないでしょうか。

そうすると、「自分はこんなに頑張っている」のに、「英語の勉強
に長い間時間を費やしてきた」のに、「もしかして、自分には英語
を身に付ける才能が無いのではないか」という気になったりするの
ではないでしょうか。


「楽に、簡単に、英語が話せるようになればいいな」と願っている
人は多いと思いますが、現実的に考えると、私は、英語は、そんな
に簡単に身に付くものでは無いと思います。(多くの広告を否定し
てしまうことになりかねませんが、これは、あくまでも、私の個人
的な意見です。)

言語は、これさえすれば、誰でも直ぐに、必ず身に付くという種類
のものでは無いような気がします。
言葉は、コミュニケーションの為の道具であって、それをどう使う
か、それを使って、何を、どのように伝えたいのかは、人それぞれ
違うはずです。
だからこそ、自分が納得出来る状態でその言語を使えるようになる
まで、それぞれが、それぞれに合った努力や経験を重ねる必要があ
り、長い時間が掛かるのだと思います。


スポーツや芸術など、いろいろな分野で優れた技術を身につける
時、下積みの期間というか、地味な努力を重ねる期間が必要ではな
いかと思います。それと同じように、英語を身に付ける時にも、小
さな努力を積み重ねなければならない期間があると思います。

苦手なことを練習したり、失敗を繰り返しながら努力を続けること
は、あまり楽しいことではないかも知れません。
そんな時、「誰でも簡単に…」とか、「英語圏で生活さえすれば、
自然に英語が身に付く…」といった話を耳にすると、努力をしなく
ても英語を身に付けることが出来る楽な方法があるというのに、な
かなか目に見える成果が現れない中、英語を上達させる為に苦労し
ている自分に、自信が持てなくなってしまうのではないかと思いま
す。
自分の中に、しっかりとした目的意識を持っていないと、「一生懸
命な努力=無駄」といった間違ったイメージさえ抱きかねません。


いつの間にか、「楽をして英語を使いこなせるようになりたい」と
思っていませんか?
無意識の内に、「より楽をして英語を身に付けなければ損」という
意識が芽生えていませんか?


母国語だって、苦労すること無しに身につけた人はいないと思いま
す。
ただ、その言葉に囲まれ、聞く、話す、読む、書くといった経験を
繰り返し、子供の頃から長い時間を掛けて身につけてきたので、苦
労した過程を覚えていないだけなんだと思います。
また、子供の頃に言葉を学ぶことは、新しいことを吸収する柔軟性
を持っているというだけではなくて、周囲の協力も得易いというこ
とから、苦労をあまり感じないのだと思います。


例えば、英語を学び始めた頃に、誰もが苦労する電話での会話。

日本語の場合を考えてみて下さい。
まだ幼い子供を持つ友人宅へ電話をすると、子供が電話に出たりし
ます。
そうすると、自然に、ゆっくりと、出来るだけ分かり易い言葉で話
してあげませんか?
たとえ、電話に出た子供が話している内容のほとんどが理解出来な
くても、「うん、うん」と、気長に話を聞いてあげませんか?
言葉になっていない日本語に対しても、きちんと相槌を打ち、必要
ならば、言葉を返してあげませんか?

話すことを覚えたばかりの子供が電話に出て、
「どなたですか?」と聞くので、
「お母さんの友達の英子です」と答えると、
電話の向こうで「英子っていう人から電話~」という声が聞こえて
きたとしても、名前が呼び捨てであることに、不快感などは持たな
いですよね。
「英子さんからって言わなきゃ駄目でしょ」という友人の声に、微
笑むくらいですよね。

こうやって、実際に、何度も、何度も、日本語を使うことを繰り返
す努力をしながら、私達は、日本語を身につけてきたんだと思いま
す。
しかも、他の人が使う日本語と全く同じではなく、自分を表現す
る、自分流の日本語を、長い時間を掛けて身につけてきたんだと思
います。


以前にも書きましたが、英語圏で生活すれば、自動的に英語が話せ
るようになる訳ではありません。
10年以上英語圏で生活していたとしても、日常、英語をほとんど使
うことなく生活している人は、英語を使いこなすことが出来なかっ
たり、英語圏以外で生活している人より、英語が苦手だったりしま
す。
英語を使うという努力無しでは、たとえ英語圏で生活しても、英語
は身に付きません。


電話の話に戻して、考えてみましょう。

最近では、自分の部屋に自分専用の電話回線を引き、普段は携帯電
話を持ち歩く留学生も増えました。
そうすると、自分の友人以外からの電話に出たり、ホームステイ先
の人への伝言を受けたりする機会を失います。
そうでなくても、英語に不慣れな内は、電話に出るのが怖いもので
す。
そんな時、自分専用の電話以外には出なくても良い環境を与えられ
ると、英語で応答しなければならない他の電話からは、自然に遠ざ
かってしまうものです。
そうやって、練習する機会を失ってしまうと、いつまで経っても、
電話に対する苦手意識は無くならないものです。

私の場合はというと、ニュージーランドに来た当初、電話では本当
に苦労しました。
相手の名前が聞き取れなくて、カタカナでメモをしておいて、ホス
トマザーが帰ってきた時に、メモした名前を英語っぽく読んでみた
ものの、誰のことだかさっぱり分からなくて、ホストマザーを困ら
せてしまったり。
スペルを聞き取ることを学んで、何度も確かめながら聞き取ったも
のの、それでも、間違えて聞き取っていたり。
ある時は、「留守番電話にメッセージを残した方が良さそうだか
ら、一旦電話を切って、掛け直すけど、電話には出ないでね」と、
電話を掛けてきた人に頼まれたこともありました。言葉を覚え始め
た子供に対するように、気長な対応はしてもらえないことが多かっ
たです。
その分、苦労もしますし、努力も必要になります。
でも、そうやって、家の人に迷惑を掛けたり、恥を掻いたりしなが
ら、私は、徐々に、電話での応答を学びました。
その後、英語圏のオフィスで働いた時に、この時の電話応答練習を
生かすことが出来ました。


(電話を滞在先の人と共有すると、伝言を受けたり、伝えたりする
為に、お互いの交友関係やその日の行動を知る必要が出てきます。
自然にお互いの会話も増えます。海外でホームステイをする場合
は、大変な思いをするとは思いますが、是非、電話は、ステイ先の
人と共有してみて下さい。)


「努力することなく、楽に英語を身に付ける」という考え方は、非
現実的だと、私は考えます。
ただ、自分の目標を達成しようとしていることで、楽しく努力をす
ることは可能だと思います。


「英語を使いこなせるようになることは、簡単なことではない」と
いうこと。これは、素直に認める必要があると思います。

かといって、身構えたり、辛い思いをしながら英語を学ぶ必要はな
いと思います。
肩の力を抜いて、恥を掻いたり、間違ったり、苦労したことを、笑
い飛ばしながら、自分のペースで、楽しく学んでいけば良いのだと
思います。

「英語がなかなか身に付かないこと」、「長い間努力してきたけれ
ど、成果が見えないこと」、「英語を身に付ける為に苦労している
こと」は、当たり前のことだと思います。
それは、学んでいる人に非があるわけではなくて、言語を学ぶとい
うことは、そういうものなんです。


どうせ、長い時間が掛かって、コツコツと積み重ねていく努力が必
要なのなら、その長い時間も、努力も、楽しんでみませんか。
楽では無いけれど、楽しみながら努力出来る自分の為の英語学習法
を、見つけてみませんか?

努力すればするほど、目標を達成した時の喜びも、より大きくなる
ものです。
「楽して英語の意識」は捨てて、楽しく努力を重ねて、楽しく英語
を使えるようになりましょう。



今回の技は:
「努力して、覚えた言語は、使う時の楽しさ百倍、自ら進んで楽し
い努力を重ねましょう!」



第17回目の「下手な英語もこうすりゃ使える」はいかがでしたか?
次回は、「連想ゲームで英語の練習?」をお送りします。
連想ゲームは、実は英語が苦手な人が英語を使う時に、欠かせない
技なんです。
相手の言葉を理解する為にも、自分の言葉を相手に理解してもらう
為にも、連想ゲームは大活躍します。
私がそう思う理由と、実際にどのようにして英語の練習に生かすこ
とが出来るかについて、書いてみたいと思います。

次号送信は、11月13日を予定しています。


第17号を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

「こんなに努力してるのに、全然英語を使えるようにならない…」
と悩んできた方!
母国語では無い言語、いえ、母国語でさえ、使いこなせるようにな
るのは大変なことです。
なかなか使えるようにならなくて当たり前です。

他の人と比較したり、広告や噂に惑わされることなく、自分自身の
英語上達への道をしっかりと歩いていって下さいね。
努力を続ければ、必ず英語は上達します。
逆に、英語の上達の為に努力は欠かせません。
そして、楽しみながら英語を上達させる為には、楽しく努力をする
のが一番です。

時には、失敗したり、恥を掻いたりと、楽しくない努力をしなけれ
ばならないことがあるとは思いますが、少なくとも一つぐらい、楽
しく続けることが出来る英語の上達法を見つけて、楽しく努力をし
てみて下さいね。



☆これからも続けてみたい創作英語コーナー☆
下記場面に続く英語のフレーズ、場面説明、単語一つでも何でも結
構です。何か考えてみて下さい。(考えた英文は、英子宛に送って
も、送らなくても結構です。)

I went to a job interview this morning.
At the end of the interview, I was asked to describe myself
in one word, so I said,
(これに続く単語、フレーズ、状況説明を英語で)

例:"Positive, I'm always positive." I said it with a big
smile.
さて、仕事の面接では、必ず、自分自身について説明するように言
われます。
「一語で自分自身を表すとすれば?」という質問も有りがちです。
一度、自分自身を表す単語について、考えてみるのも良いのではな
いかと思います。
簡単そうで、この一語を見つけるのは、意外に難しいかも。
面接で聞かれたらという場面をイメージしながら、自分自身にぴっ
たりだと思う単語を見つけてみて下さいね。



皆さんからいただいたメッセージへのお返事は、Webサイト内、
下記「下手英通信」のページに掲載させていただいています。
http://www.nademoya.biz/eigo/message.php


英語の辞書をいろいろと集めてみました。
新登場の「英語の辞書展示場」
http://www.nademoya.biz/eigo/dictionary.php




英子宛にメッセージを下さる場合は、英子からの返事は「日本語」
又は「英語」、どちらを希望されるかを、明記して下さいね。

このメールマガジンや「下手な英語もこうすりゃ使える」のサイト
に関するお問合せは、 eigo@nademoya.biz までお願いします。
それでは、次号をお楽しみに…。


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下手な英語もこうすりゃ使える!
2003年10月30日 -第17号- (隔週発行)

担当者: 下手名英子(へたなえいこ)
発行元: なぁでも屋オンライン出版部
発行元住所: PO Box 13601, Christchurch, New Zealand
発行元サイト: http://www.nademoya.biz/eigo/
発行元へのお問合せ: eigo@nademoya.biz
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