下手英メールマガジン

下手な英語もこうすりゃ使えるのサイト、このメールマガジンを発行する為に誕生したようなものです。

自分自身が海外生活で体験した事が、「英語が使えるようになりたい!」と思っている方々の少しでも参考になればと、2002年にメールマガジンを創刊することを決めました。元々、文章を書くことが好きでしたし。当時、メールマガジンの発行には、発行者のWebサイトのようなものがあった方が良いということで、このサイトも誕生しました。(というか、そう記憶してます。いやはや、ひと昔前のことなので、若干、記憶があやふやですが…。汗;)

当時、たくさんの読者のみなさんにメールマガジンを購読していただいたこと、そして、感想等をお寄せいただいたこと、今でも感謝しています。読者の皆さんお一人おひとりに、感謝の気持ちをお伝えすることは出来ませんでしたが、読者の皆さんには、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

その後、諸事情により発行が途絶えてしまいましたが、それでも応援し続けて下さった皆さんのお蔭で、サイトを再び復活させる元気も勇気も持つことが出来ました。ありがとうございます!
ここでご紹介しているバックナンバーの内容が、皆さんの「英語が使える様になりたい!」という目標の実現に、少しでもお役に立てば幸いです。
メールマガジンをnoteでも公開中です!

    
      2003年2月6日発行  -創刊号-
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      下手名英子(へたなえいこ)の
      下手な英語もこうすりゃ使える!
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☆はじめに☆ 創刊号のご挨拶

まず、今までとちょっと違う角度から、英語を使えるようになる
方法を考えるという主旨にもかかわらず、読者登録をして下さ
った皆様、ありがとうございます。この創刊号を、こんなにもたく
さんの方々に読んでいただけるとは思ってもみませんでした。
私のとても勝手な英語学(?)にお付き合いいただいて、心から
感謝しています。

英語が話せるようになりたいのに、気持ちばかりが焦って、なか
なか思うように上達しないと悩んでいらっしゃる方が、このメール
マガジンを読んで、「あっ、そんな風に考えてもいいんだ」と、肩
の力を抜いて、これからも英語の勉強を続けていただけるよう
になればと願っています。

今日、2月6日は、ニュージーランドのワイタンギ・デーです。
1840年にワイタンギ条約が結ばれたことを記念する祝日という
ことだけでなく、私にとっての記念日でもあります。
ちょうど8年前の今日、私は、バックパックを背負って、ニュージー
ランド一周の旅に出ました。バスと列車とフェリーに乗り放題という
トラベルパスを使い、行く先々の町で、気に入ればそのまま数泊、
嫌なら翌日次の町へという気ままな旅で、一ヶ月の予定でオークラ
ンドを出発したものの、一ヵ月後は南島のダニーデンというところで
更に南下を続けている状態。結局、オークランドに帰り着いたのは
二ヵ月後でした。思えば、あの日から、私の下手な英語を通じさせ
る技術を身に付ける旅は始まっていたような気がします。
あれから8年、いろんなことがありました。その間、たくさんの方々
の力を借りて、今では、ネイティブの様には話せませんが、日常、
英語を使うことに抵抗は無くなりました。仕事上でも、英語で読む、
書く、聞く、話すことを行っています。

私が今までに身に付けてきた英語を使う為の技術を皆さんにお伝
えすることで、今まで私の英語を支えてきて下さった方々への感謝
の気持ちを表すと同時に、8年前の私と同じように旅立とうとしてい
る方々の、少しでもお役に立てれば幸いです。  英子

※読者登録者が1000人を越えたら、涙と笑い無しでは語れない、
人生最大の英語の勘違いによる失敗談を公開します。ビザ用の
健康診断を病院で受けた時のことですが、公開したら、読者は半減
するかもという、信じられない(恥ずかしい)失敗談です。
果たして、夢の1000人に達することはあるのでしょうか…。


★今回お題は…★

「ネイティブのように話せなくて当たり前!」

さて、英語を話せるようになりた~い、使いこなせるようになりた
~いと思う人の多くが、まず、躓くのがここ。どうせ英語を話すよ
うになるなら、訛りの無い、完璧な英語、出来れば、ネイティブの
ように話せるようになってみたい。

一般人の方、特に、今の時点で12歳以上、英語はどちらかというと
苦手とか、私は英語が下手だから…と思っている人は、この「ネイ
ティブのように話す」という夢を捨てましょう。その代わりに、「心と
心でコミュニケーションを図ることの出来る、使える英語」を身に付
けるという現実的な夢を持ちましょう!

ネイティブの英語を目指していたのでは、いつまでたっても自分の
英語に満足出来ないのは当たり前。目標がネイティブなら、私の
下手な英語なんて、恥ずかしくて人前では使えない…と思うのも
当然。最初の目標設定で、既に自分を追い込んでしまってはいませ
んか?達成することが不可能な目標を持っていたのでは、実は少
しずつ英語が上達しているのに、それに気付くことが出来なかった
りします。

英語というと、何か特別なものと考える人が多いみたいですが、
英語は言葉。勿論、単語も、使用する音も、文法も、それを使って
表現する感情や文化や習慣も全く異なりますが、言語という意味
では、日本語と同じです。

さて、ここで問題です。あなたは正しい、完璧な日本語を話してい
ますか?

「完璧じゃないけど、母国語として充分な日本語を話してるわ」っ
て?助詞や敬語や丁寧語とか、間違って使っていることはありま
せんか?日本語を学びたいと思っている外国の人に、訛りの全く
無い、完璧な日本語を教える自信はありますか?

そもそも、正しい完璧な日本語には、どこで出会えるのでしょう?
「テレビのアナウンサ-?」う~ん、最近、ニュースを報道されて
いる方でも、時々、あれっと思う言葉づかいをされていることが
ありませんか?滅多に帰らない日本でニュースを見ると、あれっ、
ニュースがワイドショーになったみたい。昔のニュースはどこへ行
ってしまったの?と感じることがあります。では、「新聞?」新聞
でも、時々間違いを見つけます。特にオンライン版では、あれっ
と思う間違いや誤字脱字をよく見かけます。常に新しいニュース
を表示する為には、何度も校正した上で原稿を公開ということは
難しいようです。

実はこれ、日本だけで起きている現象ではないんです。英語の
世界でも、最近、パーフェクトな英語を話す人なんていないよと
言われています。

私は、ニュージーランド人の友達と話をする時、私の英語は完璧
じゃないから…と口癖のように言っていたことがあります。特に、
仕事上でチームを組む場合、英文を書いたり、人前で英語を話す
ことに抵抗があるので、私よりあなたの方が…と人に振ることが
多かったんです。でも、私の言葉は、実は「嫌味」っぽく聞こえて
いたようです。そう、ニュージーランド人でも、自分の英語が完璧
だと、自信を持って言える人は少ないんです。

アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語にニュージーラン
ド英語など、それぞれ英語には特徴があり、また、同じ国の中でも、
各地の訛りがあったりします。標準英語なんて、あってないような
もの。だったら自分特有の英語があっても良いのではないかと思
います。大切なのは、相手の伝えようとしていることを理解するこ
と。そして、自分が伝えたいと思っていることを、相手に理解して
もらうこと。

日本人同士が日本語で会話をしていても、分かり合えないことが
あるんですから、英語を使って分かり合えないことがあっても当然。
原因は、あなたの英語が完璧でないということより、別のところに
あるのかも知れませんよ。

母国語のように日本語を話す外国人に出会ったことがありますか?
かなり上手に日本語を話す人でも、ふとした時に、あれっ、やっぱり
外国人の日本語だなって思うことはありませんか?
完璧にネイティブの様に話すことは、本当に難しいものです。

ところで、欧米人の人が片言の日本語を話していたとします。完璧
な日本語を話していないと嫌ですか?
日本語を上手に話すかどうかより、もっと大切なことがありそうな
気がしませんか?その人が使う日本語が完璧かどうかより、その人
の態度や一生懸命な気持ちの方が、大切なような気がしませんか?
あなたは、明らかに日本語を母国語としていない人に、完璧な日本
語を期待しますか?

完璧でない日本語に、不快感を感じる人は少ないと思います。ただ、
母国語としない言葉をずっと聞いていると、疲れるのは確かです。
下手な英語でもいいから、恥ずかしいと思わずにもっともっと使う
ことをオススメしますが、長時間話をしていると、聞いている相手は、
頑張って英語を使おうとしているあなたより、疲れているというこ
とを必ず気遣うようにして下さい。慣れない英語を使って、あなた
が疲れた時は、慣れない英語を聞いて、同じように疲れている相手
がいることを忘れないで下さいね。お互いに疲れない為の技も、
今後、少しずつご紹介していくつもりです。参考にしてみて下さい
ね。

さて、今回の技は:
「ネイティブ英語を話す夢はきれいさっぱり捨てましょう!」


第一回目の「下手な英語もこうすりゃ使える」はいかがでしたか?
次回は、「話したいことがなきゃ話せない」をお送りします。
次号送信は、2月20日を予定しています。

創刊号を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
創刊号に対する皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしています。
また、こんなことを聞いてみたいという質問も受付中です。

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関するお問合せは、 eigo@nademoya.biz までお願いします。
それでは、次号をお楽しみに…。

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下手な英語もこうすりゃ使える!
2003年2月6日 -創刊号- (隔週発行)

担当者: 下手名英子(へたなえいこ)
発行元: なぁでも屋オンライン出版部
発行元住所: PO Box 13601, Christchurch, New Zealand
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