下手な英語もこうすりゃ使えるのサイト、このメールマガジンを発行する為に誕生したようなものです。
自分自身が海外生活で体験した事が、「英語が使えるようになりたい!」と思っている方々の少しでも参考になればと、2002年にメールマガジンを創刊することを決めました。元々、文章を書くことが好きでしたし。当時、メールマガジンの発行には、発行者のWebサイトのようなものがあった方が良いということで、このサイトも誕生しました。(というか、そう記憶してます。いやはや、ひと昔前のことなので、若干、記憶があやふやですが…。汗;)
当時、たくさんの読者のみなさんにメールマガジンを購読していただいたこと、そして、感想等をお寄せいただいたこと、今でも感謝しています。読者の皆さんお一人おひとりに、感謝の気持ちをお伝えすることは出来ませんでしたが、読者の皆さんには、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
その後、諸事情により発行が途絶えてしまいましたが、それでも応援し続けて下さった皆さんのお蔭で、サイトを再び復活させる元気も勇気も持つことが出来ました。ありがとうございます!
ここでご紹介しているバックナンバーの内容が、皆さんの「英語が使える様になりたい!」という目標の実現に、少しでもお役に立てば幸いです。
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2003年4月3日発行 -第五号- ************************************************** 下手名英子(へたなえいこ)の 下手な英語もこうすりゃ使える! ************************************************** ☆はじめに☆ みなさん、こんにちは。下手名英子です。 第四号には、反響が全く無く、顰蹙を買ってしまったのか、 ただ期待はずれだったのか、呆れられてしまったのか…。 とにかく、気を取り直して、今回は短くまとめてみました。 現在、久しぶりの日本に来ていますが、ニュースで報道されて いる内容が、日本国内は少し違うのだなと気づき、少し 驚いています。 英語に興味のある方、英語に慣れる為にも、インターネットや 衛星放送などを利用して、いろいろな国のニュースを、是非、 英語でご覧になってみて下さいね。新しい発見があるのでは ないかと思います。 英子 ★今回のお題は…★ 「下手に話すが勝ち」 「ネイティブの人たちが話している英語を聞き取れるようになりたい!」 と思っていらっしゃる方は多いと思います。 その為に、ナチュラルスピードを聞き取る練習を、繰り返していらっ しゃる方も多いのではないでしょうか? 勿論、ネイティブの人たちが普通に話している言葉を全て聞き取れ れば、それに越したことはないのですが、日本人にも、早口の人も いれば、もごもごとはっきり話さない人もいるように、英語を母国語 とする人たちにも、聞き取り難い話し方をする人がたくさんいます。 そんな中で、ネイティブの人たちが普通に話す英語を、普段、英語 環境にいない方が聞き取ることは、かなり難しいものです。 相手の英語のスピードについていけない、そんな時の為に、 「もう少しゆっくり話して下さい」という英語のフレーズを覚えている 方も多いのではないでしょうか。 質問を一つだけする時などには、この「ゆっくり話して下さい」の 一言も効果的なのですが、会話となると、直ぐに相手が普通の スピードに戻ってしまったりします。 「ゆっくり話して下さい」を何度も繰り返して言うのも気がひける からと、相手の話すスピードが速すぎるのに、そのままにして しまって、結局、相手の言っていることがよく分からなかった という状況に陥ってしまったことはありませんか? こんな時に効果的なのが、「わざと下手に話す」方法です。 「えっ?」と思ってしまうこの方法、意外に”使え”ます。 要は、強く打てば、強いボールが返ってくるテニスの壁打ちと 同じ。言葉も同じで、上手な英語を話せば、上手な英語が 返ってきてしまいます。 想像してみて下さい。たどたどしい日本語で、「○○エ・キ、 ド・コォ~デ・ス・カァ~?」と聞かれた時と、「ちょっとすみま せん、○○駅はどこにあるか教えていただけますでしょうか」 と流暢な日本語で聞かれた場合、あなたならどう答えますか? たどたどしい日本語で聞かれた場合は、ゆっくりと分かり易い 日本語で、身振り手振りも加えて、駅の場所を説明するのでは ないでしょうか。逆に、とても流暢な日本語で聞かれた場合は、 ゆっくりとした日本語で説明するのは失礼になるのではと、 普段と変わらない日本語で説明するのではないでしょうか。 大学時代に、第二外国語でフランス語を履修していた私は ヨーロッパ旅行に行った際、パリで、練習しておいたフランス語 を使ってみたものの、相手の流れるようなフランス語の返事が さっぱり分からず、結局、英語で聞きなおしたことがありました。 また、英語に慣れた今でも、電話などで相手が早口の場合は、 わざと英語を下手に話すようにしています。そうすると、相手は 自然にゆっくり話してくれるようになります。 相手の表情が見えない電話での会話は、母国語でも誤解を 招くことがあるかと思います。母国語でない言葉を使って電話で 会話をする場合は、尚更誤解を招き易いもの。上手に話そう、 流暢な会話にしようとすると、後から困ったことになってしまう こともあります。 海外で生活したことのある方なら、一度や二度、伝言を頼まれ たものの、内容を聞き間違えてしまった…という経験がある のではないでしょうか。下手に話せば、相手は自然に伝言の 内容を簡単なものにしてくれたり、ゆっくりと分かり易く話して くれたりと、聞き間違えを防ぐことが出来ます。 経験から学んだことですが、分からない時に、ゆっくり話して 下さいと頼んでも、会話の流れの中で、自然に速度は上がり ます。が、こちらが下手に話し続ければ、相手はいつまでも ゆっくりと話してくれるようです。 ただ、仕事上で英語を使う場合に、あまり下手に話すのは… という方もいらっしゃるかと思います。 私も、仕事上では、あまり下手に英語を話すと能力を疑われる 心配があるので、普通に話した後、「先ほどの電話での会話の 書面による確認」という形で、いつも行っている当たり前のこと の様に、ファックスやメールでフォローを入れて、誤解の無い ようにしています。もし、自分が理解している内容に誤りがあれ ば、ここで、相手に確認してもらうことが出来ます。 逆に、先にファックスやメールで概要を伝えた後、電話をする こともあります。 それ以外に、初対面のビジネスの相手には、私は日本人で、 英語は私の母国語では無いので、私の英語に分かり難い点 などがあれば、遠慮なく言って下さいと前置きする方法を 取ることもあります。意外に皆さん、好意的に受け止めて 下さって、英語での会話ややり取りの中に、誤解が無いよう、 気遣って下さるようです。 時と場合にもよると思いますが、「私の日本語は完璧です」と、 とにかく上手に日本語を話そうとする人を相手にビジネスを するのと、「自分の日本語はまだまだ完璧では無いので、 分かり難いところがあればおっしゃって下さい」と言う人を 相手にビジネスをするのとでは、後者の方が、なんとなく好感 を持てたりすると思いませんか。 英語も日本語も言葉です。英語を特別なものだと思わず、 逆の立場になった時を考えてみると、少し、肩の力を抜いて 英語を使うことが出来るのではないかと思います。 上手に話せば上手な英語、下手に話せばそれに見合う 英語が返ってくること。機会があれば、実際に試してみて 下さい。 今回の技は: 「相手にゆっくり話してもらいたい時は、わざと下手に話しましょう!」 第五回目の「下手な英語もこうすりゃ使える」はいかがでしたか? 次回は、「聞き取れないのは英語のせい?」をお送りします。 次号送信は、4月17日を予定しています。(現在国外出張中の為、 発行日がやむを得ず前後することになった場合は、ご了承下さい。) 第五号を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 英語を通じさせる為には、より上手に話すことと考えがちですが、 実は、わざと下手に話した方が、会話を成り立たせる為には効果的な こともあるということを学んだ私の経験を、ご紹介してみました。 第五号に対する皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしています。 また、こんなことを聞いてみたいという質問も受付中です。 このメールマガジンや「下手な英語もこうすりゃ使える」のサイトに 関するお問合せは、 eigo@nademoya.biz までお願いします。 それでは、次号をお楽しみに…。 ============================== このメールマガジンの配信には: 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ 及び、 『melma』 http://www.melma.com/ を利用しています 「期待していた内容と違う!」とか、「もう飽きた」という方は、 下記サイト内にていつでも解除出来ます。 発行元サイト内: http://www.nademoya.biz/jp/eigo/ezine.php ※重要…気が変わった時には、いつでも再登録出来ます。 ============================== ************************************************** 下手な英語もこうすりゃ使える! 2003年4月3日 -第五号- (隔週発行) 担当者: 下手名英子(へたなえいこ) 発行元: なぁでも屋オンライン出版部 発行元住所: PO Box 13601, Christchurch, New Zealand 発行元サイト: http://www.nademoya.biz/jp/eigo/ 発行元へのお問合せ: eigo@nademoya.biz ************************************************** ☆このメールマガジンの内容の引用・口コミ宣伝は、大歓迎です。 Hope No War nor Terrorism in the world... Wishing for World Peace...