下手な英語もこうすりゃ使えるのサイト、このメールマガジンを発行する為に誕生したようなものです。
自分自身が海外生活で体験した事が、「英語が使えるようになりたい!」と思っている方々の少しでも参考になればと、2002年にメールマガジンを創刊することを決めました。元々、文章を書くことが好きでしたし。当時、メールマガジンの発行には、発行者のWebサイトのようなものがあった方が良いということで、このサイトも誕生しました。(というか、そう記憶してます。いやはや、ひと昔前のことなので、若干、記憶があやふやですが…。汗;)
当時、たくさんの読者のみなさんにメールマガジンを購読していただいたこと、そして、感想等をお寄せいただいたこと、今でも感謝しています。読者の皆さんお一人おひとりに、感謝の気持ちをお伝えすることは出来ませんでしたが、読者の皆さんには、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
その後、諸事情により発行が途絶えてしまいましたが、それでも応援し続けて下さった皆さんのお蔭で、サイトを再び復活させる元気も勇気も持つことが出来ました。ありがとうございます!
ここでご紹介しているバックナンバーの内容が、皆さんの「英語が使える様になりたい!」という目標の実現に、少しでもお役に立てば幸いです。
メールマガジンをnoteでも公開中です!
2004年1月15日発行 -第19号- ************************************************** 下手名英子(へたなえいこ)の 下手な英語もこうすりゃ使える! ************************************************** ☆はじめに☆ みなさん、こんにちは。下手名英子です。 2004年メールマガジン第一号をお送りいたします。 先日のお詫びメールで事情説明をと予告させていただきましたが、 事情説明に興味がある方や、事情説明は必要無いですよという方が いらっしゃることから、昨年の11月末から状況につきましては、 Webサイト上に掲載させていただきました。 下手名英子としてではなく、サイト運営者の日記として公開させて いただいております。「一体何をやっていたんだ」と思われてい らっしゃる読者の皆様、「下手な英語もこうすりゃ使える」のWeb サイトより、「英子は今」というリンクをクリックしてみて下さい。 ちなみに、盗難に遭った車は、今現在、まだ見つかっておりませ ん。そろそろ諦めなければ…と思っています。 下記リンクは「下手英通信」のページへ http://eigo.nademoya.biz/message.php ※サーバーの移転に伴い、Webサイトのアドレスが変更になってお ります。旧アドレスをご利用いただいた場合も、自動的に最新のア ドレスへと転送されるように設定しておりますが、お気に入りや ブックマーク登録をされている場合は、随時、変更をお願い致しま す。 本日は、メールマガジンの発行を最優先させていただきましたが、 近日中に、自力で学ぼう「日本国内編」に「大統領の英語の間違い から学ぶ」、「ニュージーランド編」に「ボランティアをする」な ど、新たなアイデアを加える予定です。 お時間がある時に、サイトの方もご覧になってみて下さい。 それでは、1ヶ月以上もお待たせしてしまったお題、「マルチタレ ントな単語を探そう!」へ。 英子 ★今回のお題は…★ 「マルチタレントな単語を探そう!」 それは、フィジーで働いていた頃のことでした。 日本語を話せるガイドとして働いているニュージーランド人の友人 がいたのですが、ある日、彼女が空港で、ある場所の目印を説明して いる時に、「黄色いの色のサイン」、「オレンジの色のサイン」と いった言い方をしているのに気付きました。 親しかったので、後で話す機会があった時に、「黄色のサイン」、 「オレンジ色のサイン」の方が日本語としては自然よという説明を したことがあります。 そうしたら、意外な答えが返ってきました。 「いいの、今のままで。この方が覚え易いのよ」と。 単語を繋ぐ場合は「の」を使うと覚えていて、時々登場する例外に 頭を悩ますより、「の」を使ってしまった方が楽だからとのこと。 形容詞も名詞も一緒で、単語と単語を繋ぐ場合は「の」と。 その時は、「ふ~ん、そうなのかぁ~」と気にも留めなかったので すが、これぞ、「完璧な言葉」に拘らず、「自分流に言葉を使いこ なす」為の極意だと、今になって気付きました。 そうなんです。 より正しい言葉で話そうと、頭の中であれこれ悩んでしまって、結 局何も言えなくなってしまうよりは、こういった自分流の文法で、 「相手に通じる言葉であること」を基準に、話が出来た方がいいに 決まってます。 「正しい言い方は…」と考え込まれるより、「黄色いの色のサイ ン」と説明してもらった方が、説明を受ける側から考えても助かり ます。 しかも、意図した意味は、完璧に相手に伝わっていると思います。 より正しい言葉をと、格好をつけるより、相手に通じる言葉を、自信 を持って使う方が、現実的だと思います。 言葉は、正確さをテストする為の道具ではなくて、人と人とのコ ミュニケーションを助ける為の道具なのですから。 言葉を使いこなす上で、いろんな場合に割り切って使える「自分流 の文法」や「用途の広い単語」を持つことは大切だと思います。 例えば、日本語の「どうも」という単語。用途の広い単語として、 日本語を学んでいる人たちからは重宝がられていると思います。感 謝の気持ちを伝える為にも、謝罪の気持ちを伝える為にも使える不 思議な言葉だと。 どんな単語も結びつける私の友人流の「の」の用法や、「どうも」 といった日本語に限らず、英語でも、そういった便利なマルチタレ ント的な単語を見つけることは出来ると思います。 ニュージーランドに来た当初、私は、 「so so」 という単語を覚えて、よく使っていました。 「気分はどう?」「これどう思う?」などなど、自分の気持ちや意 見を求められた時、自分の意見をはっきり言えなかったり、答えを 思いつけなかった場合に、「so so」で誤魔化していた感がありま す。 その頃は、「maybe」を使うことも多かったような。 自分の意見をはっきり言えるようになってからは、自然に「so so」や「maybe」を使う機会は無くなりましたが、一時期は、かな り重宝していました。 他にも、言葉と言葉の間や、考えている時間の間繋ぎに使う 「well」 なども、重宝します。 「well, well, well」などと、連続で言いながら次の言葉を考えた り、言葉が出てこなかった場合の1語として、準備しておくと便利 な単語だと思います。 それ以外にも、単語の後ろに付けて使える 「-ish」「-like」 も、いろんな単語の用途を広げる為に役立ちます。 7時ぐらいにという時に7ish(seven-ish)と使ったり、○○っぽ い、○○みたいという時に、「-ish」も「-like」も便利です。 現在、過去、未来で語尾が変化したり、全く違う単語に変身してし まったり、疑問文だ、命令文だと、英語の文法を考え出したらきり がありません。 勿論、正しい英語を話せるようになることは、素晴らしいことだと 思います。 でも、間違いを繰り返す練習期間無しに、いきなり正しい英語を話 そうとすることには無理があるとも思います。 何も言えないよりは、間違ってもいいから、自分流の言葉を発する ことが大切。 使っている内に、少しずつ、正しい英語へと変化していくはずで す。 使い続けていても、どうしても、慣れることの出来ない英語の用法 があったら、自分流に変えてしまってもいいと思います。 コミュニケーションの道具として英語を使う場合、一番大切なの は、伝えたいことを、相手に分かるように伝えること。 言葉の正確さではなくて、気持ちの正確さが大切なのですから。 どうしても英語のマルチタレント的な単語が見つからない場合は、 日本語でも構いません。 例えば、「こまった、こまった」と、英語での言葉に詰まった時 に、日本語で言うことにしてみてもいいと思います。 相手が興味を持つでしょうから、「こまった」の意味を、英語で説 明出来るように、事前に準備をしておけば、話のネタにもなるかも 知れません。 気がついたら、英語圏の人たちが、「こまった、こまった」を流行 り言葉として、使っていた…なんてことも有り得ます。 自分次第で、アイデアはいろいろと考えられると思います。 型にはまらない、自分流の英語の用法、自分にとって使い易く、い ろんな場面で使えるマルチタレントな単語を、是非、探してみて下 さい。 今回の技は: 「いろいろ使える単語や用法、自分にとって便利な英語を使いま しょう!」 第18回目の「下手な英語もこうすりゃ使える」はいかがでしたか? 次回は、「2003年に覚えた英語、2004年に覚えたい英語」をお送り します。 下手英で2003年にご紹介した技の総まとめと、2004年に向けての下 手英大作戦をご紹介したいと思います。 今後も、現在の英語のレベルに関係無く、「英語が使えるようにな りたい!」と真剣に思っていらっしゃる全ての方々が、英語を使う きっかけを見つけたり、英語を実際に使う時に多くの人たちが直面 する「完璧な英語を話そうとする壁」を取り除くことが出来るよう に、一味違った楽しい英語攻略法をご紹介していきたいと思ってい ます。 皆さんが2003年に覚えた英単語、英語のコツ、英語の裏技なども大 募集します。 何でも結構です。2003年に、一つでも英語に関して身につけたこと があれば、他の読者の皆さんと共有してみませんか。 また、2004年、英語を使えるようになる為に、こんなことにチャ レンジしてみたいという抱負も、是非、お寄せ下さい。 特に、独学で英語を学んでいらっしゃる方々。有言実行、公に宣言 することで、今年の英語学習に勢いをつけてみませんか。 皆さんからの「英語を使えるようになってやる!」宣言をお待ちし ております。 次号送信は、1月29日を予定しています。 第19号を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 「マルチタレントな単語」は、人それぞれ、自分にあったものを見 つけることが出来れば良いのではないかと思います。 ギリシャで、出会い、別れ、感謝の全ての場面で、「こんにちは」 と言っている人を見かけたことがあります。 日本語の単語は、「こんにちは」しか知らなかったのだと思います が、微妙なニュアンスの違い、そして、状況から、不思議と、同じ 「こんにちは」という言葉が、「さようなら(またね)」に聞こえ たり、「ありがとう」に聞こえたものです。 英語でも同じことが言えると思います。 言葉は気持ちを伝える道具であって、本当に大切なのは、言葉に込 める気持ちですから。 言語の種類に限らず、自分の気持ちを上手に託すことが出来る「自 分の言葉」を見つけて、是非、活用してみて下さいね。 ☆もう少し続けてみたい創作英語コーナー☆ 下記場面に続く英語のフレーズ、場面説明、単語一つでも何でも結 構です。何か考えてみて下さい。(考えた英文は、英子宛に送って も、送らなくても結構です。) I was watching the result of this week's lotto on TV. I checked the winning numbers again, and again, and again. Yes, yes, yes! I won! I won one million dollars!!! Then, I woke up. It was a dream, but I was still thinking of what I would do with one million dollars if I got it. (これに続く単語、フレーズ、状況説明を英語で) 例: Well, I will give 10% of the money to charity, spend 10% for travelling and put the rest into a term investment, which will give me enough to make a living for the rest of my life! 例は、ちょっと夢の無い答えですが、皆さんは、宝くじで100万 ドル当たったらどうしますか? 夢のあるお答えをお待ちしています。 ☆英語圏の人たちの疑問に答えてあげようコーナー☆ クリスマスや年末年始の時期に、英語圏の人たちから一番多く受け る質問が、日本では、「クリスマスをどう過ごすの?」「お正月に は何をするの?」というものです。 日本の文化や伝統、古くから伝わる習慣などに、とても興味がある ようです。 創作英語も良いけれど、日本に興味を持つ英語圏の人たちの為に、 実際に役立つ内容の英文を考えてみませんか? 短い文章で構いません。自分自身が実際に何をしたかでもいいです し、一般的な話題でも構いません。料理のレシピでもいいですし、 我が家の習慣、地方の習慣など、何でも構いません。 英語で、日本について書いてみませんか? ご自身のオリジナルの文章であれば、英語のレベルや完成度は全く 問いません。(他の人の文章の転載や引用ではなく、必ず、ご自身 で作成して下さい。) また、日本に関する英文をお送りいただく際は、必ず英語(日本語 のローマ字表記でも可)のペンネームを添えて下さい。 英語を学んでいる人たちが一生懸命書いた英文であることを添え て、Webサイト上で公開させていただきます。 皆さんからいただいたメッセージへのお返事は、Webサイト内、下 記「下手英通信」のページに掲載させていただいています。 http://eigo.nademoya.biz/message.php ※Webサイトのアドレスが変更になっております。旧アドレスをご 利用いただいた場合も、自動的に現在のアドレスへと転送されるよ うに設定しておりますが、お気に入りやブックマーク登録をされて いる場合は、随時、変更をお願い致します。 英子宛にメッセージを下さる場合は、英子からの返事は「日本語」 又は「英語」、どちらを希望されるかを、明記して下さいね。 このメールマガジンや「下手な英語もこうすりゃ使える」のサイト に関するお問合せは、 eigo@nademoya.biz までお願いします。 それでは、次号をお楽しみに…。 ============================== このメールマガジンの配信には: 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ 及び、 『melma』 http://www.melma.com/ を利用しています 「期待していた内容と違う!」とか、「もう飽きた」という方は、 下記サイト内にていつでも解除出来ます。 まぐまぐ内: http://www.mag2.com/m/0000104449.htm 発行元サイト内: http://eigo.nademoya.biz/ezine.php ※重要…気が変わった時には、いつでも再登録出来ます。 ============================== ************************************************** 下手な英語もこうすりゃ使える! 2004年1月15日 -第19号- (隔週発行) 担当者: 下手名英子(へたなえいこ) 発行元: なぁでも屋オンライン出版部 発行元住所: PO Box 13601, Christchurch, New Zealand 発行元サイト: http://eigo.nademoya.biz/ 発行元へのお問合せ: eigo@nademoya.biz ************************************************** ☆このメールマガジンの内容の引用・口コミ宣伝は、大歓迎です。